39%が後悔?不動産売却で失敗しないための5つのポイント(前編)

不動産売却で「後悔した人」は39%。だからこそ知ってほしいことがあります
不動産の売却は、多くの方にとって一生のうちに何度も経験することではありません。
にもかかわらず、「売却後に後悔した」と答えた方が3人に1人以上(39%)もいるという調査結果があります。
(アットホーム「中古物件の売り手・買い手のキモチ調査」より)
では、どうすれば後悔のない売却ができるのでしょうか。
実は、不動産売却では“知らなかったことで損をする”ケースが少なくありません。そこで前編と後編の2回に分けて、売却で失敗しやすい5つのポイントを解説していきます。
まずは前編として「相場調査」と「査定額の考え方」について整理していきます。
目次
1. まずはご自身で“相場”を把握することから
不動産会社に相談する前に、ご自身で周辺相場を調べておくことはとても大切です。
相場を知らなければ、
- 実勢より高すぎる価格を設定してしまう
- 不動産会社の“根拠の弱い高額査定”を真に受けてしまう
といった失敗につながりやすくなります。
相場を調べる際に便利なのが、「公益財団法人東日本不動産流通機構」が公開している
REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)です。
過去の成約価格が簡単に検索できるため、周辺相場を把握するには最適なサイトです。
▶ REINS Market Information
http://www.contract.reins.or.jp/search/displayAreaConditionBLogic.do
一般の方でも無料で利用できますので、まずは相場感を掴むところから始めてみてください。
2. 査定額だけで判断しないこと
一括査定サイトなどを利用すると、複数の不動産会社から査定額が届きます。その中には「本当に売れるの?」というほど高額な査定額が出てくることもあります。
ただし、ここで注意が必要です。
営業成績のために、「媒介契約を取るためにだけ高額査定を提示する」というケースが実際に存在するからです。
もちろん全ての不動産会社がそうではありません。大切なのは、その査定額に根拠があるかどうかです。
- なぜその価格になるのか
- 周辺の成約事例とどう比較したのか
- 売却期間はどれくらいか
- 値下げの判断基準は何か
こうした説明がしっかりできる担当者であれば、信頼して相談することができます。
3. 媒介契約は「どれが正解」ではなく、状況で選ぶもの
不動産会社に売却を依頼する際は「媒介契約」を結びます。媒介契約には次の3種類があります。
- 一般媒介
- 専任媒介
- 専属専任媒介
どの契約にもメリット・デメリットがあり、どれか一つが絶対に良いというものではありません。
「どのくらい急いで売りたいのか」
「売却にどれほどの時間をかけられるのか」
「どの程度、会社に密に動いてほしいのか」
こうした事情に合わせて選ぶことが大切です。
大輝不動産では、お客様の状況をしっかり伺ったうえで、最適な媒介契約の選び方や注意点を丁寧にご説明しています。
まとめ
不動産売却で後悔しないためには、
- 自分自身でも相場を知っておくこと
- 査定額の根拠を確認し、“価格だけ”で判断しないこと
- 自分の事情に合った媒介契約を選ぶこと
この3つがまず重要になります。
次回は、残りのポイント「最低価格の決め方」「売り出しのタイミング」「第一印象の重要性」について解説いたします。
失敗しない売却のために、ぜひ続けてお読みいただければ嬉しいです。


